オーロラ −日本でオーロラ体験−


とりあえず日本でオーロラ体験をしてみたいという方へのお知らせです。
愛知県にある豊川稲荷の近くに、オーロラを疑似体験できる場所があります。平成11年に完成した豊川市中央図書館の1施設として作られたプラネタリウムドーム「ジオスペース」がそれです。詳しくは、次のURLを参照して下さい。

豊川市ジオスペース館
http://libweb.lib.city.toyokawa.aichi.jp/geo/
〒442−0068 豊川市諏訪1丁目63番地
TEL 0533−85−5536
FAX 0533−85−5512


「ジオスペース」行って来ました
早速ジオスペースで、疑似オーロラ体験をしてきました。近くに名古屋大学太陽地球環境研究所の豊川キャンパスが設置されている縁から、ジオスペースでは太陽地球環境をテーマしており、オーロラを取り上げています。プラネタリウムは15m径ドームと決して大きなものではありませんが、ミノルタ製の全天周投影装置とレーザースキャンシステムにサラウンドシステムと最新鋭設備が備わってなっています(この組み合わせは日本唯一とのこと)。
プラネタリウムのプログラムは2部構成となっており、その第1部「オーロラの光に包まれて」でレーザーによるオーロラ映像が投影されます。ここではカナダのイエローナイフへ行ってオーロラを見るという設定になっています。投影されるオーロラ映像は、実際のオーロラより明るすぎますし造り物臭さを感じますが、色や形状とその形状変化などはよく再現されています。写真などでは知ることができないオーロラの大きさやダイナミックな動きと変化を感じるには充分です。
着席位置のお勧めは、解説席のすぐ斜め前または左右あたりでしょうか。

プラネタリウムとして考えると難点もいくつかあります。
1.太陽地球環境をテーマしているといっても、プラネタリウム以外の展示物などがあるわけではありません。
2.プラネタリウムのプログラムはあらかじめ用意された映像を淡々と投影するだけで、解説は映像とともに表示されるテロップや録音音声によるものだけです。解説者からの解説があるわけではなく、ほとんど映画館状態です。
第1部と第2部の合間には、プラネタリウムらしく豊川市の今日の星空が投影されますが、主題を持った解説がされるわけではなく、断片的な話が並ぶだけです。あくまでも図書館内の1施設であって科学館などとは違いますが、プラネタリウムならではの特性を活かして理科教育的側面を強調すべきではないかと感じます。



Web上でも、オーロラ体験ができるサイト The Aurora Live があります。

情報通信研究機構の北極域国際共同グループが提供するサイトで、アラスカ大学 ポーカーフラット実験場に設置したオーロラライブカメラの画像を閲覧できます。


「おすすめ映像・画像」では、静止画だけでなく動画も見られます。
画像はコマ撮りになっており、動画はざっと900倍速なので目まぐるしくオーロラが活動して見えてしまいます。コマ送り再生でご覧になることをお勧めします。


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