旅行 − 北海道 千歳市 苔の洞門 −


支笏湖の南岸、樽前山の裾野にあります。樽前山の噴火で流れ出した溶岩の割れ目が浸食されてできた渓谷です。渓谷としての深さは最大で約10m、幅は広いところで約3m、長さは約400mとけっして大きなものではありませんが、岩の表面には30種類以上の苔が密生しており、まるで緑色のビロードに覆われているようです。

平成13年6月に起きた洞門内の崩落のために、洞門内の見学が禁止されました。
平成15年以降は洞門入口付近の観覧台からの見学のみ可能となっていました。
しかし平成26年9月の大雨の影響のため、現在立ち入り禁止となっております。
最新の情報は、ちとせの観光苔の洞門を参照してください。


上記のように現在は崩落のため、洞内への立入が禁止されています。
残念ながら以下の情報は参考にしていただけません。


入場情報 「苔の洞門」
入 場 料 無料
駐 車 場 無料(100台)
入場期間 6月から10月まで開放
9時〜17時(ハイシーズンは18時まで)
連 絡 先 千歳市観光事業課
TEL 0123−24−3131
交 通 支笏湖畔から約13Km タクシーで20分
支笏湖畔から北海道中央バスで苔の洞門下車

参考情報
1.
今回(1998/8/8)は、午後11時ごろ行きました。土曜日だったせいか、家族連れが多かったようです。交通の便はいいとは言えません。バスは1日2本だそうですから、自動車を利用する方がよいでしょう。支笏湖からの道路は、よく整備されていて快適でした。

2.
「苔の洞門」の入り口までは、道路脇の駐車場から徒歩となります。林を通り抜ける約800m、約20分の道のりです。森林浴を楽しみながら進むことができます。往路は登りで見た目以上に傾斜がありますから、油断すると息切れします。登りは「苔の洞門」の終わりまで続きます。路面は総じて砂地で、「苔の洞門」では岩が転がっていたりしており、歩きやすいとはいえません。底の高い靴は避けて、スニーカーを履いていく方が安全です。

3.
「苔の洞門」付近は、よくクマがでるそうです。クマが出たという情報があると、「苔の洞門」への入場が制限されることもあるそうです。必要に応じて関連機関に問い合わせてください。

4.
「苔の洞門」では両側に岩壁が迫っています。中は意外と暗いので、写真を撮ろうという方は、三脚を持参されることをお勧めします。やはり苔ですから、雨上がりで水に濡れたぐらいの方がきっと美しいでしょう。今回はまとまった雨がしばらく降っていなかったので、苔が乾いていたようです。

5.
「苔の洞門」の近くには売店などがありませんが、「苔の洞門」の入り口では、ペットボトル入りの天然水を売っていました。仮設トイレが6つほどありましたが、なぜか3つは使えなかったようです。場合によってはトイレ待ちの行列ができることが予想できますから、「苔の洞門」へ行く前にすましておく方がいいでしょう。

6.
これほどの規模で苔に覆われた岩壁は、ここ以外では見られないでしょう。気が遠くなるぐらいの年月と偶然の自然条件が重なりあって作りだされた貴重なものです。間違っても苔を傷つけるようなマネはしないでください。

参考リンク

北海道で空に一番近いまち。ちとせの観光
千歳市の観光情報サイトです。苔の洞門以外にも多くの情報が紹介されています。


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