旅行 − 北海道 道東地方の動物−


知床半島のウトロから知床峠方面へ向かう国道334号線脇の斜面で、2頭のエゾジカに出会いました。この日は朝から雨が強く、夕方近くになって雨が上がってまもなくなくのころでした。お腹が空いているせいか、無心に草を食んでいました。

知床五湖手前の牧場跡に数頭のエゾジカの群れがいました。警戒されているのでしょう、こちらをジッと見つめていました。食事の邪魔をしては申し訳ないので早々に立ち去りました。

ウトロから知床五湖へ向かう知床林道から、今日の宿泊地である岩尾別温泉へ向かう道路脇で親子連れと思われる3頭のエゾジカがいました。オスは立派な角を持っており、角の大きさから見て五歳ぐらいでしょうか。

釧路から鶴居村へ向かう道道53号線を走っていたら、道路から300mほど東の牧草地に10羽ほどのタンチョウの群れがいました。すぐそばに民家があるにもかかわらず、何の心配もなくのんびりと過ごしているような印象でした。地元の皆さんから大切にされているからでしょうね。

屈斜路湖から女満別空港へ向かう国道243号線を走っていると、道路脇にキタキツネが居るのみつけました。車を止めると、なんとそのキタキツネが駆け寄ってくるではありませんか。何か食べるものをねだっているのでしょう。この愛らしさを見れば何かあげたいと思うのですが、このようにして食べるものを得ることを憶えたキタキツネは、野性を失いエサを捕まえることができず冬になって餓死したり、高カロリーのお菓子などを食べて糖尿病になってしまい、かわいそうな結果を招くと聞いていました。何もあげずいると、それを察してか立ち去っていくところを写真に収めました。

これは北極圏に棲むホッキョクオオカミです。もちろん北海道の野性の動物ではありません。標茶町虹別にお住いの桑原さんが飼育されている内の1頭です。桑原さんはホッキョクオオカミのほか、シンリンオオカミなどおよそ15頭を飼育され、「オオカミの視点から見た自然保護のあり方」を知ってもらうためのネイチャースクールを開設されています。
桑原さん宅に到着すると、オオカミたちが遠吠えで迎えてくれました。

北海道川上郡標茶町虹別原野672ー4 TEL & FAX :01548-8-2523
自然保護のレクチャー、参加者の方々との意見交換、オオカミの見学等(約2時間)
受講料:大人・2000円、中・高生・1000円、小学生・500円(要予約)

参考リンク

知床サイト The sights of Shiretoko
知床サイト(The sights of Shiretoko)は、自然への感心と理解を深めるために、知床の今をインターネットを使って臨場感を持って伝え、身近な行動へつなげてもらう事を目的に<Shiretoko site>(知床サイト)が制作運営するプログラムです。[ホームページから転載]
ホームページ作成にあたって彼らが作成した取材ガイドラインは、自然に触れようとする者であれば学ぶべきと思います。


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