旅行 − ボルケーノ・ハウス −


キラウエア・カルデラの傍らに建つ、ハワイ火山国立公園内唯一のホテル。
すぐ近くのボルケーノ・ビレッジには宿泊施設があるが、ハワイ火山国立公園をじっくり観光するなら宿泊してみてはいかがでしょう。

ボルケーノ・ハウスは1846年からキラウエアの噴火を見ようと世界中から訪れた観光客を迎えてきた。現在のホテルは1941年に建てられもので(1953年に増築)、クレーター・ビューの部屋の窓からはキラウエア・カルデラを眺めることができる。もっともこの30年以上キラウエア・カルデラ内の活動は小康状態となっており、噴火を見ることはできないがところどころに立ち上る白い蒸気をみると地下に秘められたエネルギーを感じる。部屋は決して広くはないが必要にして充分であり、トレッキングで疲れた体をゆっくり休ませることができる。窓際にはロッキング・チェアが置かれ、テレビなどといった野暮なものはない。
このホテルが賑わうのはお昼前後らしい。午後から天候が崩れやすいので、滞在中は朝早くホテルを出発して夕方帰ってくるということを繰り返していたので、実際に確かめたの訳ではない。ハワイ火山国立公園内で食事を提供できるのこのホテルだけで、日帰りの観光ツアーなどで昼食をとりにくる人が多いらしい。朝と昼だけはビュッフェスタイルとなるカ・オヘロ・ダイニング・ルームは、接客もよく料理はどれもおいしい。ダイニング・ルームの西面はガラス張りになっており、夕日に映えるキラウエア・カルデラを眺めることができるはずだが、3日ともガスに覆われてしまった。個人的に一番のお勧めディナーは「リブステーキ」!!日本の様に霜降りの牛肉ではないが、焼き方もよく柔らかくてうまい。しょう油ベースのソースが日本人の口に合う。テーブル予約は毎晩したほうがよい。部屋数(32室)から考えて決して小さなダイニング・ルームではないが、ホテルの宿泊していない人も結構来るようで、7時ごろには満席になっていた。
ホテルのロビーには暖炉があり、その火は1874年から燃え続けているのだという。ここの標高はおよそ1200mでハワイといえども朝晩は結構気温がさがる。夕食が終わるころには、暖炉の周りに人が集まっている。日曜日の夜(7時ごろだったと思うが土曜日もやっていたかも・・未確認)にはロビーで国立公園のレンジャーの解説でハワイ火山国立公園のスライド上映が行なわれた。
ホテル内には2つのショップがあり、いろんなおみやげが入手できる。
↑ ロビーの暖炉
↑ かつてはボルケーノ・ハウスの地下に火山観測施設があり、ここから潜望鏡をだして観測したらしい。

関連リンク

Volcano House
ボルケーノ・ハウスのホームページです。


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